日本ソムリエ協会・ワイン検定シルバークラス。
それは、
ブロンズクラスを合格された方しか受験資格がありません。
ときおり、そんな事情を知らない方から、
シルバークラスを受験したいのですが
というお問い合わせをいただきます。
しかし、ブロンズクラスを合格していないと、
いくらワインの知識があっても受けることはできないのです。
![silver-class card](https://yukonanjowine.com/wp-content/uploads/2019/10/silver-class-card.png)
この記事では、
ブロンズクラスを合格された方に向け、
シルバークラスについてもう少し詳しくお知らせしていきます。
Contents
シルバークラス、受験は年一回
ブロンズ検定が年に3回あるのに比べ、
シルバー検定は年一回しかチャンスがありません。
申込みは10月下旬まで。
受験日は11月下旬の週末となっています。
(年度によって日程は異なります)
この時期を逃すと、
来年まで受験のチャンスがありませんので、
ブロンズ合格された方は、
しっかり考えておかないといけませんね。
今年受けるか、来年受けるか
ブロンズクラス合格で開かれた、
ワインの世界への扉。
いまあなたは、ワインの世界を前にして希望に燃えていますか?
その勢いを活かし、今年受けるのか、
それとも来年?
ブロンズに今年合格した方は、
基礎知識を忘れていない今がいいかもしれません。
![シルバー検定テキスト表](https://yukonanjowine.com/wp-content/uploads/2019/10/シルバー検定テキスト表.jpeg)
シルバークラスのテキストは、約100ページ。
ブロンズの5倍の厚みがあります。
何も勉強をせず、ブロンズ合格を果たした方も、
今度はポイント押さえての勉強が必要です。
テイスティングはありません
よく聞かれる質問に、
ワインの試飲はありますか?
というものがあります。
シルバークラスでも、試飲はありません。
筆記試験のみとなります。
しっかりと知識をかため、
世界のワインを理解すること。
それが試飲スキルを上げるための力となっていくのです。
ブロンズとの違いは?
ブロンズクラスとの大きな違いは、
1. シルバーでは世界の主要生産国のワインについて学ぶ
ということです。
日本、そしてニュージーランドを含む、
13カ国のワイン生産について学んでいきます。
フランス、イタリアを含むオールド・ワールドから6カ国。
ニューワールドからは7カ国。
![シルバー検定テキスト](https://yukonanjowine.com/wp-content/uploads/2019/10/シルバー検定テキスト.jpeg)
どれも、高品質なワインができる国ばかりです。
新旧ワイン産地の知識を得て、より偏りのない基礎固めとなります。
そして、気になる試験ですが、
2. 3択問題→4択問題 へと選択肢が増えます
しかし、ブロンズクラスと同じように、
問題はテキストのみから出題されます。
検定の日まで、テキストを持ち歩き、
空いた時間に見ることを心がけていれば、
合格は難しくありません。
シルバークラスで得られるもの
日本ソムリエ協会のウェブサイトでは、
シルバー検定のゴールについて下記のようにうたわれています。
・レストランでソムリエに相談しながらワインを選べる知識
・ワインショップで好みのワインを選べる知識
ワインの専門家=ソムリエたちと相談するには、
シルバークラスレベルの知識が不可欠なのです。
そうでなければ、単に、
「酸味が苦手なんです」
「辛口のワインなら赤でも白でも」
などの、漠然とした伝え方しかできないのです。
それでは、せっかくの専門家を活かすことができません。
ワイン用ぶどうの品種についても、シルバーでは、
より多彩なラインナップを学ぶこととなりますので、
原産地を含む葡萄のプロフィールが理解できるようになります。
その他、テキストのごく一部ではありますが、
このようなことも楽しく学んでいきます。
・シャンパーニュはどうやって作られる?
・日本で今、最も活気のある産地はどこ?
・あのマルゴーを含むボルドーの5大シャトーとは?
・日本に一番輸入されているのはどこのワイン?
(フランスではありません。さてどこでしょう?)
・カリフォルニア・ワインはなぜ高い?
などなど、
例を上げればキリがありませんが、
こんなワインのお勉強が本当に楽しい方は、
シルバー受験をお考えください。