ワイン検定シルバークラス、ブロンズとの違いは?

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日本ソムリエ協会・ワイン検定シルバークラス。


それは、

ブロンズクラスを合格された方しか受験資格がありません。


ときおり、そんな事情を知らない方から、


シルバークラスを受験したいのですが



というお問い合わせをいただきます。


しかし、ブロンズクラスを合格していないと、

いくらワインの知識があっても受けることはできないのです


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この記事では、

ブロンズクラスを合格された方に向け、

シルバークラスについてもう少し詳しくお知らせしていきます。



Contents

シルバークラス、受験は年一回




ブロンズ検定が年に3回あるのに比べ、

シルバー検定は年一回しかチャンスがありません。


申込みは10月下旬まで。

受験日は11月下旬の週末となっています。

(年度によって日程は異なります)


この時期を逃すと、

来年まで受験のチャンスがありませんので、


ブロンズ合格された方は、

しっかり考えておかないといけませんね。


今年受けるか、来年受けるか



ブロンズクラス合格で開かれた、

ワインの世界への扉。


いまあなたは、ワインの世界を前にして希望に燃えていますか?


その勢いを活かし、今年受けるのか、

それとも来年? 


ブロンズに今年合格した方は、

基礎知識を忘れていない今がいいかもしれません。



シルバー検定テキスト表
シルバークラスのテキストは、約100ページ。

ブロンズの5倍の厚みがあります。


何も勉強をせず、ブロンズ合格を果たした方も、

今度はポイント押さえての勉強が必要です。


テイスティングはありません



よく聞かれる質問に、


ワインの試飲はありますか?


というものがあります。


シルバークラスでも、試飲はありません

筆記試験のみとなります。


しっかりと知識をかため、

世界のワインを理解すること。


それが試飲スキルを上げるための力となっていくのです。


ブロンズとの違いは?



ブロンズクラスとの大きな違いは、

1. シルバーでは世界の主要生産国のワインについて学ぶ

ということです。


日本、そしてニュージーランドを含む、

13カ国のワイン生産について学んでいきます。


フランス、イタリアを含むオールド・ワールドから6カ国。

ニューワールドからは7カ国。


シルバー検定テキスト
どれも、高品質なワインができる国ばかりです。

新旧ワイン産地の知識を得て、より偏りのない基礎固めとなります。


そして、気になる試験ですが、

2. 3択問題→4択問題 へと選択肢が増えます


しかし、ブロンズクラスと同じように、

問題はテキストのみから出題されます。


検定の日まで、テキストを持ち歩き、

空いた時間に見ることを心がけていれば、

合格は難しくありません。


シルバークラスで得られるもの



日本ソムリエ協会のウェブサイトでは、

シルバー検定のゴールについて下記のようにうたわれています。



・レストランでソムリエに相談しながらワインを選べる知識
・ワインショップで好みのワインを選べる知識



ワインの専門家=ソムリエたちと相談するには、

シルバークラスレベルの知識が不可欠なのです。


そうでなければ、単に、

「酸味が苦手なんです」

「辛口のワインなら赤でも白でも」

などの、漠然とした伝え方しかできないのです。


それでは、せっかくの専門家を活かすことができません。

ワイン用ぶどうの品種についても、シルバーでは、

より多彩なラインナップを学ぶこととなりますので、

原産地を含む葡萄のプロフィールが理解できるようになります。


その他、テキストのごく一部ではありますが、

このようなことも楽しく学んでいきます。


・シャンパーニュはどうやって作られる?

・日本で今、最も活気のある産地はどこ?

・あのマルゴーを含むボルドーの5大シャトーとは?

・日本に一番輸入されているのはどこのワイン?

(フランスではありません。さてどこでしょう?)

・カリフォルニア・ワインはなぜ高い?


などなど、

例を上げればキリがありませんが、

こんなワインのお勉強が本当に楽しい方は、

シルバー受験をお考えください。